『神鳳鈔』は伊勢神宮領 (御厨・御園/薗) を国別に書き上げた文書である。延文5年(1360) 以後、貞治3年(1364) 以前の成立とみられる。嘉永6年(1853) 2月に「御巫清直が内宮文殿本を忠実に影写した」写本が伊勢神宮の神宮文庫に所蔵され※1、これを明治9年(1876) 9月に再び影写 (模写) したものが国立公文書館に所蔵されている。ただし見る限り冒頭大和国・摂津国の部分は両者で異なる印象であり、正確な関係性はわからない。

上は遠江国・駿河国の部分で遠江国の小高御厨や駿河国の大津御厨などが記載されている。
| ^ ※1: | 『瑞垣 第163号』(1993)。 |