第3編国界はなぜ変わったのか

ここからは『第2編 国界はいつ変わったのか』で時系列に俯瞰した各ケースについて、「なぜ変わったのか」という視点で地域ごとに、また背景にあるその地域の歴史とともに掘り下げていく。

14. 木曽

木曽はもともと美濃国みののくにに属していた。もっとも、国府から離れた木曽は未開発の辺境であって、その所属は当初から曖昧だった。中世以降はさらにはっきりしなくなり、近世は信濃しなの国の一部として把握されることになった。

Fig.110 木曽 (美濃・信濃国界): 古代~中世