これはいまの岐阜・長野県境に相当する。周知のとおり、木曽あるいは木曽路・木曽谷は現在、基本的に長野県に含まれる。しかし古代は美農国、つまり岐阜県の範囲に含められていた。もっとも、美農国府から離れた木曽は未開発の辺境であって、その所属は当初から曖昧だった。中世以降はさらにはっきりしなくなり、その間に信濃国を根拠とする勢力の影響が強まって、最終的に近世は信濃国の一部として把握されることになった。
詳細は『14. 木曽』を参照。