オンラインで参照できる三河国絵図 (三河国の国絵図) のリストと詳細情報を提供しているページです。
↓一覧へ移動三河国は東海道に属する国である。国立公文書館所蔵の『天保三河国絵図』は紅葉山文庫旧蔵 (#764289) が現存・オンライン公開されている。

『日本六十余州国々切絵図 (余州図)』は、秋田県公文書館に 68国のすべてが現存し、秋田県公文書館デジタルアーカイブで公開されている。『日本六十余州国々切絵図』の通称も同館のものによる。『余州図』についての一般論は『6. 寛永国絵図・日本六十余州国々切絵図』を参照。
秋田県公文書館デジタルアーカイブでは『日本六十余州国々切絵図 参河国』が公開され、東西 82cm × 南北 104cm、ほかに『三河国[東海道図]』 が京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開され、大きさは東西 78cm × 南北 106cm、『〔三河国絵図〕』(#T1-48) が岡山大学 絵図公開データベースシステム で公開され、東西 77.8cm × 南北 108.2cm である。
『正保三河国絵図』は岡崎市美術博物館に現存する。しかし同館の Webサイトからは情報が得られず現況はわからない。『愛知県史 資料編18 近世4 西三河』(2003) に付録として収録されている※1。
| ^ ※1: | 『愛知県史について』。 |
国立公文書館は、元禄国絵図も多く所蔵し、うち正本は下総・常陸・薩摩・大隅の 4国 (令制国 68国ではないものを除く)、写本は五畿 (大和・山城・河内・和泉・摂津) とその周囲である近江・丹波・播磨 の計 8国である。しかし三河国のものは含まれない。
一方、愛知県図書館には控図が現存し、『絵図の世界』で『三河国絵図』(#003)としてオンライン公開されている。

大きさは東西 370cm × 南北441 で、本図は解説に「幕府に献上した正本の控図と思われる」とあり、余白部分 (畾紙) に存在する目録の奥書に相当する部分には元禄14年(1701)の日付 (『元禄十四辛巳年二月』) と水野監物・土井式部少輔の名前が記されている。
尾張藩担当の『元禄尾張国絵図』と同様に、控図とはいっても保管目的だけだったわけでもないらしく、頻繁に利用されたようだ。付箋はほとんど見当たらないが、村のオブジェクトに塗られた顔料の剥離が激しい。またこれは顔料の性質によるようで、賀茂郡のように広く剥離しているところもあれば、設楽郡のようにほとんど無傷のところもある。
村のオブジェクト (小判形) にはところどころ不定形・色違いの印が付されているように見えるが、あるいは剥離した顔料の断片か。
冒頭で言及のとおり、『天保三河国絵図』は国立公文書館に紅葉山文庫旧蔵 (#764289) が現存・オンライン公開されている。
紅葉山文庫※1は江戸城内にあった書庫、勘定所は勘定奉行を長とする役所であり、したがって紅葉山文庫旧蔵は保存と限定的な参照目的のために納められたもの、勘定所旧蔵は実務に供されたものとなるが、紅葉山旧蔵も必要に応じて借用・参照されたようである※2。
『天保三河国絵図』は東西 385cm × 南北 444cm、目録の奥書部分には、全国一律に天保9年(1838) の日付 (『天保9年戊戌五月』) と明楽飛騨守・田口五郎左衛門・大沢主馬の名前が記されている。天保国絵図一般については『9. 天保国絵図』を参照のこと。
| ^ ※1: | 「紅葉山文庫」はほかの各種用語と同様、近代以降の俗称・学術用語。近世は主に「御文庫」と呼ばれ、「官庫」とも呼ばれた。 |
| ^ ※2: | 『紅葉山文庫』(1980)。 |
→ 『凡例』
2026.04.12:
2026.03.29:
2026.02.18:
2026.02.11:
2026.01.31:
2026.01.02: