オンラインで参照できる大隅国絵図 (大隅国の国絵図) のリストと詳細情報を提供しているページです。
↓一覧へ移動大隅国 (隅州) は西海道に属する国である。国立公文書館所蔵の『天保大隅国絵図』は紅葉山文庫旧蔵 (#764024) が現存・オンライン公開されている。

寛永・正保国絵図は確認できず、国絵図の現存状況としては最小限である。
『日本六十余州国々切絵図 (余州図)』は、秋田県公文書館に 68国のすべてが現存し、秋田県公文書館デジタルアーカイブで公開されている。『日本六十余州国々切絵図』の通称も同館のものによる。『余州図』についての一般論は『6. 寛永国絵図・日本六十余州国々切絵図』を参照。
秋田県公文書館デジタルアーカイブでは『日本六十余州国々切絵図 大隅国』が公開され、東西 71cm × 南北 109cm、ほかに『大隅国[西海道図]』 が京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開され、大きさは東西 76cm × 南北 106cm、『〔大隅国絵図〕』(#T1-85) が岡山大学 絵図公開データベースシステム で公開され、東西 77.6cm × 南北 108.8cm である。
元禄国絵図は国立公文書館に多く現存し、下総・常陸・日向・薩摩・大隅が正本、五畿 (大和・山城・河内・和泉・摂津) とその周囲である近江・丹波・播磨が写本である (令制国 68国ではないものを除く、元禄国絵図の一般論については『8. 元禄国絵図』を参照)。

『元禄大隅国絵図』(#764025) は正本のひとつである。大きさは東西 349cm × 南北 750cm で、元禄15年(1702) 8月の日付 (『元禄十五壬午年八月』) と松平薩摩守の名前が記されている。
冒頭で言及のとおり、『天保大隅国絵図』は国立公文書館に勘定所旧蔵 (#764024) が現存・オンライン公開されている。
紅葉山文庫※1は江戸城内にあった書庫、勘定所は勘定奉行を長とする役所であり、したがって紅葉山文庫旧蔵は保存と限定的な参照目的のために納められたもの、勘定所旧蔵は実務に供されたものとなるが、紅葉山旧蔵も必要に応じて借用・参照されたようである※2。
『天保大隅国絵図』は東西 353cm × 南北 735cm、目録の奥書部分には、全国一律に天保9年(1838) の日付 (『天保9年戊戌五月』) と明楽飛騨守・田口五郎左衛門・大沢主馬の名前が記されている。
本図は、国立公文書館が所蔵・公開する天保国絵図の中で唯一、最下部が省略されている。より大きい『元禄大隅国絵図』については全体が公開され、また同館のビューアの仕様上、問題になる大きさでもないはずであり、不可解である。天保国絵図一般については『9. 天保国絵図』を参照のこと。
| ^ ※1: | 「紅葉山文庫」はほかの各種用語と同様、近代以降の俗称・学術用語。近世は主に「御文庫」と呼ばれ、「官庫」とも呼ばれた。 |
| ^ ※2: | 『紅葉山文庫』(1980)。 |
→ 『凡例』
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